【作文論?】ブログの書き方

 ミカグラです。

 最近自分の周りでもブログを書き始める人が増えたので、ここで改めて、自分のブログの書き方を手短にまとめてみることにします。

 これからブログをはじめてみたい方、ブログを始めたが文章を書くことに慣れていない方の助けになれば幸いです。

 

 

 

1 書きたいことを決める

 ブログを書く上で最も大事なことは、「書きたい!」というテーマを決めることです。これがないと文章を書くことは始まりません。日頃生活している中で見つけた、気になったこと、表現したいこと、伝えたいこと、こうしたものがブログのテーマになります。

 なにか書きたいことが思いついたら、忘れないうちにメモを取っておきます。メモの取り方は自由です。紙のメモ帳を普段持ち歩いてる人は、それにサッと書き込めばいいでしょう。スマートフォンのメモ帳アプリを使っても構いません。自分の場合は、Twitterに専用のハッシュタグを使って投稿する、という手法を取っています。こちらの記事も参照:

 

3qua9la-notebook.hatenablog.com

 

 また、思いついたことはメモをとって終わり、ではなく、どんなふうに書こうか、ということを頭の中で考えておくとよいでしょう。大まかなアウトラインや、使えたい表現を考え、脳内に溜めておく作業をします。私はこれを、「内圧を高める」と表現しています*1

 

2 アウトラインを決める

 特に長くなりそうな記事の場合は、事前にこの作業を行います。導入、本論、結論といった大まかな段組みを構成して、主張、主張の根拠となるデータ、自分の経験、などといったトピックを、どこに配置するかを考えていきます。

 アウトラインを決める場合には、紙を使うと便利です。PCよりも紙のほうが図や矢印がサクサクかけるし、自由が利くからです。また、このとき使う紙は、メモ帳程度の小さいものではなく、ルーズリーフのようにある程度サイズのあるものを使うとよいでしょう。

 参考までに、ワープロでは難しいですが紙とペンだと楽に書きこめるものとして、こうしたものがあります:

  • 付け足しのための吹き出し
  • 取り消し線
  • 移動・因果関係を表す矢印
  • 強調に用いる四角・丸の囲い

 

3 とりあえず書いてみる

 書きたいこととアウトラインが決まったら、それにしたがってブログに文章を書いていきます。

 このとき大事なのは、細かいところを気にせずに書くことです。誤字や脱字があるとか、段落や文法がぐちゃぐちゃだとか、ということは全く気にする必要はありません。あとから直せばいいからです。細かいことを気にして、文を書くことをためらってしまうと、書きたいことがなかなか書けない、かけた時間のわりに進まない、といったことにいら立ってしまい、完成がかえって遠くなります。まずは、自分の文章を結びまでもっていくことが大事です。

 関連して、この作業はできるだけ自身のコンディションや周囲の環境にこだわって行いましょう。ブログのタネ探しや「内圧を高める」作業は、場所を選ばずに時間をかけて行うことができます。しかし、実際に文字を紡ぐ段階では、短時間でどれだけの量を吐き出せるかが勝負です。だから、体調がよくモチベーションが高いときに、集中できる環境下で一気に書き上げてしまいます。私は、文章を実際に書くときには、道具一式をもって、行きつけの喫茶店(集中できる環境)で書くようにしています*2

 

4 文章を整形する

 一度文章を書ききってしまったら、それを読みやすいように整形していきます。

 このとき、私は「大きいところから細かいところへ」の順に修正をしています。具体的な順序としては、章立て→段落つくり→文の修正、という順に手を加えています*3

 大雑把なポイントをまとめておきます:

  • 章立て: 軽いブログなら、序論→本論→結論、とか、時系列順に並べる、とかのテンプレートに従って章を整理する。ある程度大きな記事では、事前に用意したアウトラインに従って修正する。
  • 段落つくり: 適切に段落を作る。この時、「一段落一主題」を原則に段落を組む。適宜、足りない文を追加したり、不要な文を削除したりする。
  • 文の修正: 文法的に不自然な箇所、不適切な単語、誤字・脱字などを修正。

 細かな部分を、以下のブログにまとめているので、参考にしてください。

 

5 完成前に推敲する

 文章が書き終わったら、初めからもう一度読み直します。全体の構成から個別の単語に至るまで、不自然な部分がないかをチェックします。

 とくに気合を入れて書いた記事の場合には、ブログを一度下書きに保存し、2-3 日ほど期間をあけた後でもう一度読み直すことをお勧めします。書き上げた直後は、書いた内容を自分でわかっていますから、わかりにくい部分や論理のつながっていない部分に気づきにくいです。このため、数日間時間をあけ、「忘却」のプロセスを挟むことで、より良い推敲ができるようになります。

 

6 投稿する

 ブログを投稿します。お疲れさまでした。

 SNSで文章をシェアする(可能な場合は適切なハッシュタグを使う)と、自分の文章がより多くの人に読まれるように思います。アクセス解析を見て、自分のブログが読まれている様を見るのはうれしいものです。

 たまに、コメントや引用などで反応が返ってくることがあります。そうした場合には、コメントや引用先の記事を読んでみましょう。自らの知見がより広がるかもしれません*4

 

 

 以上です。

 基本的には1が大事かなと感じます。多少文章が粗くても、目の付け所が新しい記事や、その人にしか書けない記事は、読んでいて面白いことが多いです。どんなテーマでもいいので、日ごろからものを考える習慣をつけるとよいと思います。

 4で紹介した部分は、私がいま勉強している作文論と深くかかわっていきます。これらの知見は、このブログのなかで紹介していければと思います。

 読んでいただきありがとうございました。

 

 

*1:後日、これを詳しく説明した記事をアップする予定です

*2:自分の集中できる環境を見つけることも字書きには大事です

*3:これも、個別に作文論としてまとめていきたいです

*4:まれにそうでないコメントもあります。幸い、私はそうした経験はありませんが。