【雑記】創作のための「内圧」の高め方

 ミカグラです。

 

 今日は、創作活動に対して自分が重要性を感じている、「内圧の高まり」について記事を書いていきます。

 

 

内圧ってなに?

 「内圧」とは、そのままの意味では、あるものの内部から及ぼされる圧力のことです。私は、創作において、「自分の表現したいことが具体的に煮詰まり、外に出ていこうとする力」を、内圧と呼ぶことにしています。

 文章を書くことを例にとって、「内圧が高まる」ことを説明します。

 文章を書く上では、まずはじめに「これが伝えたい!」というテーマがあります。これが、いうなれば「思考のタネ」です。そして、そのテーマを伝える文章を考えていくと、こうした資料を出せばいいな、こうした経験を話せばいいな、こうした推論が書ければいいな、ということが浮かんできます。こうしたことをずっと考え続けていると、頭の中で文章の構成が具体化されていきます。タネから文章が育っている状態、と考えてもいいでしょう。こうしてじっくりと文章が固まって、今にも目に見える形で顕現しそうな状態が、「内圧が高まっている」といった状態です。力を溜めている状態、といってもいいかもしれません。

 この状態でのガス抜き、すなわち創作をすると、さながらパンクしたタイヤから勢いよく音を立てて空気が出ていくように、まとまった量の文章が短時間で書けるようになります。まとまった文章が書ければ、あとは細かい部分を整形していけばよくなります。

 一般の創作にも同じように、伝えたい!というテーマをもつ(タネ)→具体的なイメージをつくる(内圧を高める)という作業が、創作のために必要になってくるのではないかと、私は考えています。

 自分ごとになりますが、先日VTuberの記事を書かせていただきました。

 

3qua9la-notebook.hatenablog.com

 

これも元々は、VTuberの人気の高まりはなぜだろうといったことを、いわゆる「ガワ」以外に見いだせないだろうか、と考えたうえでの記事です。

 この記事は、実際に文章を書くから、取り上げるネタ、構成は決まっていました。つまり、「内圧を高めた」状態で、執筆に臨むことができました。だから、まず全部記事を結びまで書きあげてしまう、たたき台を作るといった作業は、1日で終わりました。そしてそのあと推敲をする、といった感じでした。

 

内圧を創作に活用するには

内圧を高めるには

 内圧を高めるために必要なことはの一つは、ずばりインプットです。インプットをすることは、いわゆる創作の「タネ」を探すことになります。タネは内圧を高めるための起点になりますから、インプットは創作のために内圧を高めるきっかけになります。多種多様な常に面白そうなことを探して動き続けるのがいい方法だと思います。

 もう一つ大事なことは、タネを育てる作業、つまりテーマについてじっくりと考え続けることです。内圧を高めるためには、自分の表現したいことをどうやって表現しようか、をできるだけ具体的に組み立てることが大事です。文章の例であれば、伝えたい主張のための根拠を探す、文章の構成を組む、といった作業がこれにあたります。

 

内圧を高めたら

 内圧を高めた後の表現、アウトプットでは、とにかく「流れ」を止めないこと、手を止めないことが大切です。しっかりと内圧が高まっていれば、表現は流れるように出てくるはずです。ですから、これを阻害してはいけません。

 とはいえ、流れ出たものをそのまま作品にするには、粗が目立ってしまいます。ですから、そのあとには必ず修正をすること、作品の形を整えることが必要です。

 たとえば文章の場合は、はじめから終わりまでを、短時間で一気に書きあげてしまいます。細かい誤字や文法上の誤りは後で推敲するときに直します。この心構えががあれば、勢いよく書くことができるはずです。細部にとらわれて勢いを殺してはいけません。

 アウトプットの場合には、集中できる環境も用意しましょう。周りに阻害するものが多いと、これも勢いを殺しかねません。せっかく育てたタネを中途半端にしてしまうのはもったいないので、ここは特にこだわるとよいと思います。

 

おわりに

 こうした内圧を高める、表現したいものをギリギリまで頭の中で具体化させるといった作業の大切さを、実感しています。

 今回は要所に、自分がブログを書くことを例にして記事を上げましたが、それ以外にも様々な例が見つかると思います。見つかったらコメントなどで教えていただけるとありがたいです。

 読んでいただきありがとうございました。