ちょっと前にノートパソコンを買い替えた。
購入に至るまでの顛末を書き残したのがこの記事。
3qua9la-notebook.hatenablog.com
ノートパソコンへの需要が高まっているのか、ありがたいことにこの記事へのアクセスが増えている。
しかしノートパソコンの進化はすさまじく、これを取り巻く環境もものすごいスピードで変化している。おれがつい1か月ほど前に書いた内容すら少しずつ古くなっている。というわけで追記をすることにした。
※記事中の値段はすべて執筆当時のものである。購入の際はつねに最新の価格をチェックしてほしい。
前回のダイジェスト
パソコンを買うときに最低限チェックしたいのは CPU・RAM・SSD の三種。普段使いに困らないパソコンを買いたいなら
を買うべき。
で、このクラスのノートパソコンは 8 万円あれば買える。11 万円積めば軽量化もできる。
ノートパソコン選びの情報源
ところで「ノートパソコン おすすめ」などと検索するとすごい量のサイトが引っかかるが、そのうちの大半は大した内容が書かれていない。そもそも「おすすめ 20 選」ってなに?それもう選べてないだろ。
というわけで、おれがパソコンを選ぶにあたって参考にしたサイトを紹介する。Google 検索で雑に引っかかる雑なサイトよりよっぽど価値があると思う。
デジタリスタ
おれが主に参考にしていたサイト。更新頻度がかなり早く、最新の情報が流れてくる。
大多数の学生や社会人などに必要な、いわゆるミドルクラスのノートパソコンについてはこのサイトを見れば目星がつくと思う。ミドルクラスパソコンについて比較した現在の最新記事はこれ。
ただ記事内に検索機能がなく、記事サーチがしにくいのが難点。
The 比較
ノートパソコンを買うなら絶対に見ておきたいサイト。
圧倒的に多くのパソコンについて、レビューが掲載されている。しかもひとつひとつのパソコンについてレビューがとにかく細かい。実際に、おれが買ったパソコンであるところの Lenovo IdeaPad Slim 5 Gen 8 Light もしっかりレビューされている。
うっしーならいふ
日々パソコンの安売り情報を発信してくれるサイト。買うパソコンの目星がついたら、最安値を見逃さないように随時チェックしたい。
特に今はパソコンが売れなくて各社セール中らしい。ノートパソコンの買い時が来ているといっても過言ではない。
要チェックのPCメーカー
さて、いざノートパソコンを選ぶとなっても、パソコンメーカーはめちゃめちゃ多いので選ぶのが大変である。できるだけ安くていいものを、と考える人は、以下の 3 つのメーカーをチェックしておくといい。
とくに Lenovo と DELL を取り上げて二大メーカーとすることもある。記事冒頭のような構成のミドルクラスノートパソコンにおいては、これらのメーカーは安くてよい製品を出している。
Lenovoのラインナップ
おれが購入したメーカーであるところの Lenovo ノートパソコンのラインナップを、ミドルクラスに絞って紹介。適宜競合機種についても書いている。
IdeaPad Slim
コスパといえばこれ!というベーシックな機種。7530U/16GB/512GB という標準的な構成でお値段およそ 8.0 万円。動画制作やゲームをしないならこれで O.K. である。同スペックで同価格帯の DELL の競合製品、 Inspiron 14 シリーズと合わせてチェックだ。
これの軽量版がおれの購入した IdeaPad Slim 5 Gen 8 Light である。重量はだいたい 1.2kg で、この軽さなら持ち運びも苦にならない。お値段は 7530U/16GB/512GB の構成で 10.8 万円。軽量ノートパソコンといえば HP の軽量ノート Aero 13-be がほぼ同様の構成で重さ 957g 、お値段 9.5 万円と強いので、まずはそっちから検討してみるとよいと思う。
IdeaPad Flex
上で紹介した IdeaPad Slim の兄弟機種。
最大の特徴はモニターがタッチパネルになっていること。マウス操作の代わりにタッチでカーソルを操作することができる。さらに逆パカすることでタブレットとして扱うこともできる。
気になるお値段は、 7530U/16GB/512GB のいつもの構成で 7.7 万円。逆パカできない Slim より安い。Slim の立ち位置は?
ただ、モニターの光沢があるとか、 100g だけ重いとか、Slim との細かい違いもちょいちょいある。タッチパネルや逆パカが本当に必要か考えつつ選ぶとよいと思う。
ThinkPad
Lenovo の販売するノートパソコンなら、 ThinkPad シリーズも有名。過酷な耐久テストにも耐えられる堅牢なつくりや、キーボードの絶妙な打ちやすさで評価が高い。
お値段は 7530U/16GB/512GB で 9.5 万円。さすがに同構成の Slim や Flex に比べると高いけれども、質のいいハードを求めるなら一考の余地あり。
IdeaPad Gaming
IdeaPad シリーズの兄弟機種。ゲーミング PC は高くて買えない……という人向けのエントリーモデルとなっている。
ふつうのパソコンとゲーミング PC の違いは、ざっくり GPU があるかどうかと考えていい。GPU はパソコンの画像処理を担当するパーツで、こいつの性能が高ければ高いほどグラフィック性能が向上する。GPU が貧弱なパソコンではゲームにおいて画面がカクつく、画質が落ちるという現象が起こる。
さて現行モデルの IdeaPad Gaming 370i はお値段 11.5 万円で、
- GPU: RTX 3060 Laptop
- 16 型 165Hz モニター
- i5-12450H/16GB/512GB
を搭載している。さすがに FFXIV のような激重ゲームは辛いものの、はやりの FPS や minecraft 程度であればしっかり動く。モニターも大画面でリフレッシュレートも高いので、快適に遊べるはず。バリバリのゲーマーではなく、ちょっと趣味で APEX や MineCraft をやる、くらいであれば全然これでいい。
ただ重量が 2.6kg とバカ重いので持ち歩きには不向き。据え置きで運用するならあり。
ちなみに、競合機では HP の Victus 16 が熱い。i5-12450H よりさらに高性能な i7-12700H に RTX 3060 Laptop、さらに 16.1 型 144Hz モニターを積んで 13.8 万円。
安く買うなら公式サイトから
さて、買いたい機種も決まってノートパソコンを買う場合は、公式サイトから購入することを強くおすすめする。そのほうが安く買えるからである。
先ほどの IdeaPad Silm 5 Gen 8 Light は公式サイトで 10.9 万円。ビックカメラの公式サイトで構成まで全く同じ商品を見てみると、およそ 13.7 万円かかる。
というのも、電器屋で売られているパソコンでは Office を標準搭載していることが多い。Office が必要であればそれでいいのだが、不要の場合は上積み分の価格を余計に取られることになる。とくに学生の場合には、大学側で Office を支給してくれることがあるから、自分で Office を導入する必要はないと考えてよい。
なんなら公式サイトから Office をセットにしてオーダーしてもその価格は 12.8 万円で、ビックカメラより安い。冷静に考えれば小売店という「仲介」が存在している以上、メーカーから直接購入するよりも高くなるのもそれはそうだという感じではある。
それだけでなく、各社メーカーのセールは公式サイトからでないと恩恵を受けられない。先ほど紹介したサイトでもセール情報がたくさん流れてくる。これらの情報を生かしたいなら、公式サイトから購入しよう。
とはいえ電器屋では実物を見られるという大きなメリットがある。カタログだけではわからない部分を実機を見て判断しつつ、最終的な購入を公式サイトから行うのがベスト。余裕があればセールを待って、さらに安く買いたい。
以上、ノートパソコンについてでした。
冒頭でも書いた通り、ノートパソコンの進化はすさまじく環境が目まぐるしく変化するから、常に最新の情報を追い続けることが大事。自分に見合ったスペックのものを、賢く買えるようにしたい。