今日はマウスパッドを見にアキバに行ったのに、結局キーボードを見る人になってしまった。気になった製品をメモ。
マウスパッドの記事は後日上がる予定。
行ったところ
巡回するお店にあらたにヨドバシを追加。ここではマイナーな中華キーボードも取り扱っていた(後ろに書きます)。あと Keychron の品ぞろえが異常にいい。Q2 とか売ってたし。
APEX Pro 2023
めちゃめちゃ発売延期を繰り返した印象だけど気が付いたら売ってた。
いわゆる磁力式のスイッチで、押下距離を 0.1mm 単位で識別できるのが特徴。そのため作動点を 0.2mm まで浅くすることができる。
実際に押してみた感触としては、かなりスムーズで気持ちがいい。FPS だけでなくてふつうのタイピングでもいい感じではある。
ところがお値段 3.6 万円。
この値段帯ならこのあと紹介する REALFORCE GX1 のほうがいい気がする。
REALFORCE GX1
国内メーカー REALFORCE が満を持して発売したゲーミングキーボード。
このキーボードに搭載された目玉機能が「Dual-APC」。簡単にいうと、キーを押し込んだ距離にあわせてキーのリリースポイント(キーを離したと判定される点)が変わるという機能である。今話題の Wooting 60HE に寄せた機能である。
この機能(Wooting では Rapid Trigger と呼ばれている)のおかげで、ゲーミングキーボードは完全に「Wooting かそれ以外か」になってしまった印象がある。劣化版とはいえ、国内メーカーからこの機能を搭載したゲーミングキーボードが出るのは喜ばしいことである。
金属天板・フローティングデザインは最近のトレンドという感じで、見た目は悪くない。キー印字のフォントには若干のダサさを感じなくはないけどね。
あと実物を触ってみてわかったけど打鍵音がめちゃくちゃ静か。もっとこれを前面に押し出せばいいのに。「静かな打鍵音でボイスチャットを邪魔しない!」とか。
キーキャップが ABS 製なのはタイピングには減点ポイント。文字打ちがメインの人は素直に REALFORCE シリーズを買ったほうがいい。英語配列を買うならキーキャップだけ付け替える手もあるね。
お値段 3.3 万円とこれまた高すぎではあるものの、 Wooting の現行価格を考えると良い選択肢になっていると思う。
FILCO Majestouch MINILA-R 新色
かわいい。
Varmilo Iris 軸
独自のスイッチを採用し、そのビルドクオリティから高い評価を得ている Varmilo シリーズ。その新軸・Iris 軸があったので触ってみた。
カタログスペックの通り、たしかにタクタイルの感触。ところが、Cherry 茶軸よりもはるかに強いバンプ感がある。感触としてはメカニカルというよりむしろ、静電容量式キーボードのラバードーム的タクタイルに近い。というかそれよりももっと「ベコッ」っという感じが強調されている。正直ちょっとおもしろい。
独特の打ち心地ではあるが、おもしろさがかえって思考の邪魔になってしまいそう。ふつうに桜軸とかデイジー軸を買いそう。
REDRAGON ゲーミングキーボード
ヨドバシカメラで売っていた、よくわからないメーカーのよくわからないキーボード。いちおうメカニカルで、しかもレインボーに光るっぽい。
こんな感じで謎のキーボードではあるのだが、お値段6500円とそこそこ安い。
コンパクトキーボードはとかく個人差がありがち。取り回しがよい、スペースを占有しない、といったいい点はあるものの、ファンクションキーや矢印キー、Home/End などがなくなるというデメリットもある。そしてそのデメリットがどれほど自分にとって重たいのかは、実際に使ってみないとわからない。こうした状況下で、「おためし」気分で買えるコンパクトキーボードが家電量販店で買えるのはよいことだと思う。
まあ、ちゃんと予算を用意してもっといいものを買ったほうがいいです。
こんなところです。
REALFORCE GX1 はなかなかワクワクする新規キーボードだったが、まあそれくらいかな。じきに FLUX KEYBOARD、さらには ZENAIM キーボードなど、おもしろそうな新製品が出るので、期待大。