また新しくキーボードを買い足してしまった。
my new keyboard... pic.twitter.com/yBl70uI3rA
— ミカグラ☄️時計、相談、替刃 (@hungry_and_fool) 2023年2月4日
キーボードについてはこれでなんとか、というところまで来たので、K380を買うに至った経緯と、現在のキーボード環境について書くことにする。
現在のキーボード環境
これまでのキーボード環境についてまとめておく。
まず一つ目は HHKB HYBRID Type-S。
圧倒的な打鍵感と機能性、さらに携帯性を兼ね備えたキーボード。おれの環境でも堂々の一軍として君臨している。研究室でも自宅でもカフェでも、まとまった分量の文章を打ち出すときにはこいつを使っている。
次は G PRO K/DA。
家の机に置いている、据え置きのキーボード。ABSキーキャップがテカることとカスタマイズの幅が狭いことから買い替えを検討していたが、一方で強力なモチベーションもまたなく、動き出せず。そんなわけでいまだに一軍を張っている。
ちなみに同時期に買ったエレコムのゲーミングキーボード*1は完全に使い道がなくなり、研究室の片隅で眠っている。
買い足しに至るまで
さて、おれの机はそこそこ狭く、また絶望的に汚い。
(事情により画像の掲載を自粛しています)
いっぽうで机には様々な用途がある(ごはんを置く、ノートを置く、iPad を置く etc.)。そういった別の用途で机を用いるときには、キーボードを退場させる必要がある。ところが G PRO は重たくデカいから、どかすのが大変。
冷静に考えたら、そもそも家でキーボードを使う場面と言ったら、ブラウジングかツイートくらいだ。一日に数万回のタイプをするわけじゃない。だから、キーボードの打鍵感がよくある必要はない。それよりもサッと取り出せてサッとよけられる軽さと小ささが欲しい。
そんなわけでG PROにはしばらく眠ってもらうことに。代わりに、家で眠っていたバッファローの薄型キーボードを引きずり出して、運用することにした。
目論見通り、小さくて薄くて軽いキーボードは移動が楽。そんなわけで、キーボードをどかして iPad を置いたり、ご飯を置いたりという動作がすぐにできる。いいぞ。
ところがこちらのキーボード、使っていくうちに使いづらさを感じることに。その原因は配列にあった。
配列に対して気になった点は以下の3つ。
- Enterの形が横長で、そのため周りのキー配置が若干違う
- 押し出された(バックスラッシュ)キーがSpace横に移動
- 無変換が「Fn+変換」の同時押し
このうち上二つはまだ適応できるのだが、最後がマジでつらい。おれは無変換キーを「一発でカタカナに変換するキー」としてよく使っているので、これがワンタッチで使えなくなるのは困ってしまう。もちろん同時押しに慣れてしまえばそれでいいのだが、サブキーボードのためだけに配置を覚えなおすのはダルい。
そんなわけで新しくサブキーボードを買い換えることにした。条件は次の通り。
新しいサブキーボードの選定
上の条件に合うキーボードをいろいろ探していたのだが、なかなか条件にあうものがなくて困った。
というのも、「キーボード 持ち運び」とか「コンパクトキーボード」とかで検索すると、折りたたみ式キーボードというものが大量にサジェストされてしまう。これのせいで目的のものを見つけるのに時間がかかってしまった。
折りたたみ式キーボードは、折り曲げる部分を空けておく必要がある。そのためキーがやせ細ったり、逆に太ったりしている。いくらサブとはいえこんなアンバランスなキーボードではまともに入力できない。
しかも折りたたみ式キーボードは耐久性が終わっていることが目に見えている。蝶番の構造は逆向きの力にめっぽう弱いことをガラケーと DS で学んだじゃないか。そもそもなんで一枚板でもそんなにデカくないキーボードを折りたたみにするんだよ。
折りたたみ式キーボードがサジェストに出てくるのにイラつきながらいろいろ調べて、結局行き着いたのが Logicool K380。
小さくて薄くて軽い、Bluetoothが使える、配列もまとも。半角/全角キー、¥キーがすこし痩せているが、この程度なら許容範囲。 Logicool 様のパソコン周辺機器、という安心感も大きい。これであればよっぽど外すことはないだろう。
もうひとつ候補にあったのが Anker のキーボード。Mac用かつ英語配列ということで、MacOS での使用をメインにするキーボード。ただそれ以外はすべての条件を満たしていたので、 Apple 製品に囲まれた生活をしている人はぜひ。
K380を買う。
というわけで買った。
この段では K380 の感想を書くところだが、正直書くことがない。というのも、買ってみて「これはちょっと……」という点がほとんど存在しない。軽くて小さくて取り回しはいいし、無線接続も安定してるし、配列で困った部分もないし。条件に合うものを買ったら、ちゃんと条件を満たしていて、よかったね。という。
なんなら打鍵感もそれなりにいい。キーのぐらつきとか、メンブレン特有のぶにぶにした底打ちをあまり感じない。本体もしっかりしていて、膝の上においてもしっかりとしたタイピングができるほどの剛性感がある。さすがに数千、数万字と打ち出すには物足りないけど、軽く作業をするくらいならこれで十分。
唯一気になったのはキーピッチ、キー同士の間隔について。一般的なキーボードのキーピッチは19mm。つまり、隣同士のキーは19mmだけ離れているということ。おれがメインで運用している HHKB も含めて、ほとんどすべてのキーボードではキーピッチは19mmに統一されている。
ところがK380はちょっと狭くて18mm。たった1mmの差ではあるが、これが結構デカい。普段の感覚で打ってると、ちょっとしたタイピングミスが起こる。
とはいうものの、これも数日触っていたら慣れてきた。とくに慣れるための練習も必要ない程度。
現在のキーボード環境
こうして、 K380 の購入によりキーボード環境が完成した。
メインは引き続き HHKB を使用。まとまった文書を書くときにはこれ。
で、家で適当に PC を使うときには K380 を使用することにした。持ってくるのもどかすのもすぐだから楽。
残ったキーボードの処遇について。
まず G PRO は机からどかして、ゲームをするとき用にとっておく。とはいえ不満点がないわけではないので、購入のめどが立ったら買い替える予定。バッファローの格安キーボードとエレコムのゲーミングキーボードは多分売る。売れるかな。
ということで、K380でした。
キーピッチ問題以外は特に困る点がないし、そのキーピッチもやれば慣れる。打鍵体験にこだわるキーボード狂いでもサブとして持っておいて損のない一枚だと感じた。というかサブキーボードを探し回ってバタバタするくらいならもうK380を買っておけば楽になれる。
Amazonでは3000-4000円で売っている。カラーによって値段が違うので、見た目にこだわりがなければ一番安いやつを買っちゃおう。もちろんお気に入りのカラーがあればそれを買って良し。