【音ゲー】単機種収録の音ゲー曲を知って通ぶろう Pt.2 -古き良き編-

こちらの記事に私の記事が引用されていました。

 

keionkakimasen.hatenadiary.com

引用されていたのはこちら。

 

3qua9la-notebook.hatenablog.com

そういえば楽曲紹介記事を最近書いていないなあ、ということで、触発されて書くことにしました。

 

前回好評だった単機種収録*1シリーズの第二弾。今回はテーマを絞り、「時がたっても色褪せない楽曲」にフォーカスをあててご紹介。いまでは遊べない楽曲もあるけど許してちょんまげ。

 

文章内のリンクはすべて楽曲を聴ける動画に飛びます。お気に入りの楽曲を探してみてね。

 

 

これはサムネイル用の画像(ちゃんと本編にも関係があります)

 

 

 

Blew Moon

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maimai の t+pazolite といえば Garakuta Doll PlayOur Wrenally が群を抜いて有名だが、今回お勧めするのはそんな t+pazolite の maimai デビュー曲。

ボス曲を数多く担当し、「高速でいかつい」というイメージがある t+pazolite。しかしこちらの楽曲は激しさ抑えめ。楽曲の速さもすごく速い!というわけではなく、踊るように楽しむ maimai にぴったり。とはいえ、シンセサイザーの音や、おちゃらけた雰囲気は当時から健在だったことがわかる。

MASTER 譜面は今では考えられない不思議な配置がいっぱい。交流戦にオススメ。

かなり昔の楽曲で、なおかつ高難易度というわけでもないので、 maimai をやってないとなかなか知るきっかけのない楽曲。 t+pazolite のイメージがいい意味で変わるので、ぜひ聴いてほしい。

 

初出は2013年の  maimai GreeN。初手からあまりにも古代の曲を紹介してしまった……

 

squall

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BEMANI Sound Team 猫叉Master+の楽曲。代表曲は、 Rainbow after snowchrono diver -fragment- など。猫叉Master+名義の楽曲としては Infinite cave が知られている。

ジャンル名は氏の得意分野であるところの DRUM 'N' BASS 。軽快なドラムの音を浴びるように聴くことができる。jubeat を代表する名曲と言っても過言ではないのに、なぜかどの機種にも移植されていない。

と思ったら実は CS INFINITAS に移植されている。でも AC 版にはまだ移植されてないし、ええかw

初出は jubeat saucer で、リリースは2012年。オリンピックで言えば TOKYO 2020*2 の前の RIO 2016、そのまたさらに前の LONDON 2012 である。

 

meme

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ひなビタおじさん」の愛称で知られる TOMOSUKE の、ひなビタおじさんでないほうの名義 Zektbach による楽曲。「ゼクトバッハ叙事詩」と呼ばれる架空のファンタジー作品に即した楽曲を提供している。有名どころは Blind Justice ~Torn souls, Hurt Faiths~ZETA ~素数の世界と超越者~ だろうか。

重いキックとピアノ、ふわふわとしたシンセサイザーの音が見事に調和した一曲。ジャケットの雰囲気と相まって、幻想的な世界が展開されている。先ほど紹介した「ゼクトバッハ叙事詩」にも深く関連しているらしいが詳細な情報はなく、その点では「謎多き楽曲」ともいえる。

こちらも初出は2012年REFLEC BEAT limelight 時代の楽曲。

 

EGG

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2012年は SOUND VOLTEX ではじめての「KAC楽曲コンテスト」が開催された年でもある。採用作品は BlackY「Max Burning!!」、C-Show「PANIC HOLIC」、Team Grimoire+あま猫「croiX」、 Hommarju「Gott」など、いずれ劣らぬ有名コンポーザーの有名楽曲が並ぶ。その中でも今回は ginkiha 氏のこちらの楽曲をチョイス。

196bpm という速い楽曲ながら、その圧を感じさせないさわやかな Drum'n'Bass になっている。随所に入るピアノサウンドは譜面にもしっかり反映されていて、楽曲の聴きごたえ・譜面のやりごたえを大きく増している。

2012年 KAC コンテストの楽曲はどれも人気が高く、上であげた4曲はいずれも移植がされている。しかしこちらの楽曲は低難易度で目立ちにくいということもあってか、なかなか他機種にお呼びがかかっていない。今後の展開に期待。

 

ねこくじら

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太鼓の達人からはこちらの楽曲をチョイス。初出は太鼓の達人5で、なんと2003年。十年をひとむかしというならば、この楽曲の登場はいまからふたむかしもまえのことになる。19年前って何年前

「空を飛ぶクジラ」を表すように、不安定な拍子が癖になる。ドラムやストリングスなどの楽器の音も心地いい。作曲者本人も、楽曲コメントで「自分でも指折りのお気に入り曲」と評するほど。

例によって移植の気配はない。現在バンナムが持っている有名な音楽ゲーム太鼓の達人くらいしかないというのもある。

 

 

NaHaNaHa vs. Gatchoon Battle

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お笑い芸人、せんだみつお谷啓がそれぞれ DJ Senda と Tiny-K という DJ に扮し、それぞれのギャグである「ナハナハ」「ガチョーン」を繰り出してグルーヴをつくるというぶっ飛んだ楽曲。DJ BATTLE といえば現代では Beat Juggling Mix が有名で、今も昔も方向は違えど「やりたい放題」なのが見て取れる。

今でこそ「硬派な音楽ゲーム」として知られ、版権楽曲の追加となれば大盛り上がりを見せる beatmania IIDX。でも、初期の時代はけっこうチャレンジングなことをやってたんですよ。

こちらの初出は家庭用 beatmania APPEND GOTTAMIX で、リリースはなんと 1999 年。おれとタメじゃん。

 

La senorita Virtual

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U1-ASAMi の別名義、 2MB による楽曲。この名義は U1 が NAOKI の楽曲をリミックスするときに用いる名義である。有名な楽曲は「天ヒー」の名称で親しまれる Healing Vision ~Angelic mix~ や、高難易度譜面を備えた Pluto Relinquish だろう。これらの楽曲もそうだが、 2MB はもともとの楽曲に独特の解釈を付け加え、雰囲気をガラッと変えてしまうことが多い。

こちらの楽曲も例にもれず、もはや「正反対」のリミックスとなっている。原曲の La senorita はいかにもスパニッシュな、明るく情熱的なダンスミュージック。そんな楽曲も 2MB の手にかかれば、ダークで陰鬱な楽曲に早変わり。

曰く、「二次元の彼女を愛する男性」をイメージした楽曲とのこと。果たして DANCERUSH や DANCE aROUND など、他のダンスゲームに入る未来はあるのだろうか……?

 

こちらの初出も1999年。先ほどの NaHaNaHa vs. Gatchoon Battle とは違い、アーケードに移植もされているので 2022 年現在稼働している DDR A3 でも遊べる。

 

 

ということで、今回の楽曲紹介はここでおしまい。近く Pt.3 以降も出す予定だよん。

ほかにも「こういうシリーズでやってほしい」とか「こういう縛りでやってほしい」とかいうのがあったらコメントをくれると喜びます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

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サブリナは、maimai の曲

 

2020年にしてようやく、YouTube から公式音源を聴けるようになりました。あのとき maimai でサブリナをやりまくってたオタクたち、再生数に貢献してくれ

*1:「しゅ」が……

*2:開催は2021年。