【雑記】作文技術の参考書紹介【書評】

 ミカグラです。

 作文技術の勉強をはじめて約一年、本棚にもそうした類の本がそこそこ並ぶようになりました。

 

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とはいってもまだこれくらいですが……

 

 そこで今回は、自分の本棚の整理・知識の整理もかねて、いままで読んだ中で特に有用・おすすめである本を紹介していきます。

  • 迷ったらこの3つ 
    • 木下是雄『理科系の作文技術』『レポートの組み立て方』
    • 澤田昭夫『論文の書き方』『論文のレトリック』
    • 中村明『文章作法入門』
  • さらに勉強したい人へ
    • 文章の論理を勉強する
    • 文章の「型」を勉強する
    • 日本語を深く勉強する
    • その他おすすめの本たち
  • 最後に一冊

 

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【WACCA】13+振り返り

 ミカグラです。

 先日WACCAの13+で全曲990kを達成しました。レートに関係あるのは990kまでなのでこれでよいとされる

 

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ちなみにこれでレート2700。よかったね

攻略法を書こうにも攻略法が書けるほど上手でもないので、適当に感想を書きます

 

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【雑記】読みやすい文章の視覚的な細かい話

 こんにちは。

 今回は本を読んでいて気づいた、読みやすい、あるいは「見やすい」文章について思うところをまとめました。体系立てて、というよりかは、気になったところの備忘録といった感じです。

段落頭の処理

 段落頭は通常「改行 + 一字下げ」が原則です。ところが最近では、これの代わりに「1行空け、字下げなし」のフォーマットがよく見られます。これも読みやすく良いデザインだと思います。ブログにおけるフォーマットは、どちらを採用してもよいでしょう。

 そのうえで、自分はなおも「改行 + 一字下げ」にこだわっています。大きな理由として、意味を大きく分ける際に1行空けを用いるからです。新しく見出しを立てるほどでもないが、少し話題を転換したい、そんなときに1行空けを使っています。

 

太字はゴシック体で

 文庫本をはじめとする多くの本では、強調の手段として太字が用いられています。よく見てみると、明朝体で書かれた文章でも、太字の部分だけはゴシック体が使われていることに気が付くでしょう。これは、太字の明朝体が読みにくいからです。

 明朝体は、主に横画が細く、縦画が太く作られています。これを太字にすると、細い部分がそのままに、太い部分はより太くなります。このため、細い部分が見にくくなり、読みにくくなってしまうのです。

 実際に文書を作る場合には、「同じ種類のフォント」を組み合わせると良いでしょう。小塚・ヒラギノ・游書体など有名な書体では、明朝体・ゴシック体をセットで公開しています。太字にゴシックを使う場合には、もとの明朝体と同じ書体からゴシック体を選ぶと、見た目が自然になります。

 文書の作成で太字を使う場合には、地の文の明朝体に合わせて、ゴシック体を使いましょう。

 

文字色は一色が理想

 ブログやWebサイトなどインターネットの文書では、赤色での装飾がよくなされます。しかしながら、真っ赤な文字は個人的には目がチカチカして読みにくいなと感じます。強調の場面では、できるだけ太字を使うとよいでしょう。もし赤字での強調をしたい場合は、

  • 特に目立たせたいここぞという場面でのみ
  • ビビッドな赤色ではなく、少し暗めの赤色を使う

ことで、読みづらさを保ったまま、効果的な装飾ができるようになります。

 さらに、黒を含めて3色以上の多色による装飾は、得てして読みにくいものです。文字に色彩をつける表現は、しないでできるならしないほうが無難だと感じます。

 

フォントスタイルと読みやすさ

  明朝体のフォントを大きく2つに分けると、オールドスタイルとニュースタイルがあります。詳しくはこちらのサイトがわかりやすいでしょう。

 

psgips.net

 ざっくりと説明すると、

  • オールドスタイル明朝体は手書き文字のような飾りがみられる
  • ニュースタイル明朝体幾何学的で、飾りは少ない

という特徴があります。

 オールドスタイルの文字にある飾りは確かに味わい深いですが、長文を読むときにはかえってノイズになってしまいます。ですから、できればニュースタイルの明朝体を用いたいですね。

 最近では、岩波、講談社中央公論など有名な新書ではニュースタイルの明朝体が用いられているように見えます*1

 

 以上、今回は文章の「見た目」に関する細かな話のまとめでした。ここらへんも体系的にまとめられたらなあ、というように考えています。

 読んでいただき、ありがとうございました。

*1:残念ながら、使われているフォントの名前を知らないので断定はできませんが……。

【自炊】白だし+リンゴジュースのカンタン牛丼

ミカグラです。

今日の記事は、おうちで簡単に牛丼をつくるレシピです(豚丼でも可)。

 

材料(1-2人分)*1

  • 米 1合
  • 牛肉 120-150 g*2
  • たまねぎ 1/2玉*3
  • ごま油 少量*4
  • 料理酒 大さじ1
  • 白だし 大さじ3
  • リンゴジュース(←!?!?!?!?) 大さじ2
  • しょうゆ 適量

 

つくり方

  1. たまねぎ、牛肉を一口大の大きさにカットします。玉ねぎは適度に大きく切ってあげると食感がよくなります。

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    こんな感じです(伝われ)
  2. 片手鍋にごま油をひき、中火で玉ねぎを炒めます。色が少し透き通ってくるまでしっかり火を通すと、玉ねぎが甘くなります。

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    焼いたらある程度かさが減るので問題なし。
  3. たまねぎに火が通ったら牛肉を入れ、サッと炒めます。赤い部分がなくなるまで火を通せば十分です。まあどうせ後で煮るのでお好みでどうぞ。

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    ここまでならギリギリカレーが食べたくなっても間に合います。
  4. 鍋に料理酒、白だし、リンゴジュースを入れて、弱火で煮込みます。
    牛丼にリンゴジュースはかなり意外な組み合わせに思えます。しかし、これはさっぱりとした甘味と酸味を付け加えてくれる優秀な調味料です。これが白だしの穏やかなうまみに負けず、また邪魔もせず、ちょうどよく合います。

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    もうカレーには戻れません。
  5. ある程度煮込めたら、しょうゆをサッとかけて軽く火を通し、完成です。しょうゆはあまり入れすぎると塩辛くなるので、大さじ1/2程度を入れて、味が薄かったら少しずつ足していきましょう。

  6. ごはんにのっけて完成。

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    盛り付け下手すぎて草

 ということで、簡単に作れる牛丼の紹介でした。

 白だしとリンゴジュースの組み合わせは、優しい甘味と旨味で食材の味を存分に引き立てます。また、入れる量を多少間違えてもリカバーが効きやすいので、料理初心者にも安心。

 今後も白だし+リンゴジュースの可能性を探っていきたいですね。

 ありがとうございました。

*1:まあ一般的な成人男性なら一気に食べられる量だと思います。

*2:豚肉でも可。

*3:新玉ねぎがベスト。

*4:サラダ油、オリーブオイルなどでも可。

【論説】ゴママヨおよびそれに付随するさまざまな現象の研究

概要

 最近、インターネット上では「ゴママヨ」と呼ばれる言葉遊びが流行している。ゴママヨはもともと「音の連続を楽しむ」という素朴なものだったが、現在ではその定義がさまざまに拡張されている。このため、ゴママヨの総体をつかむことは混迷を極めている。

 本稿では、改めて原義のゴママヨに対して妥当と考えられる定義を与える。そして、この定義を拡張することにより、多様化するゴママヨを細分化してそれぞれに定義を与え、その総体をつかむことを目的としている。合わせて、ゴママヨに付随する現象である「ゴママヨキャンセル」「ゴママヨ回避」といった現象についても言及を行う。

 

  • 概要
  • ゴママヨの定義と例
  • 定義の拡張
    • 高次ゴママヨ
    • 多項ゴママヨ
    • ビジュアルゴママヨ
    • 多言語ゴママヨ
    • 架空ゴママヨ
  • ゴママヨに関連する現象
    • ゴママヨキャンセル
    • ゴママヨ回避
  • まとめ
  • Appendix
  • 参考文献

 

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