みなさんこんばんは、ミカグラです。
さて、迂闊に外に出られないこのご時世、自炊を始める方も多いと思います。そんなときに気になるもの、それが調味料。
たくさんの調味料、もちろんあればあるだけ料理のレパートリーは増えて、作れる料理の幅は広がります。しかしながら、市販の調味料って、1単位が一人暮らしの大学生にとっては使い切れないくらい多い。しかも、調味料って、放置すると腐るんですよね。だから買いすぎるのも考え物です。
どれだけ必要なのかを調べるために、「自炊 調味料」で検索してみます。すると、「最低限必要な10選」、「おすすめ26選」などのサイトがヒット。
多すぎ。
あまりにも多すぎる。そんなに買ったってどうせうまく活用できずに腐らせるに決まっています。食材を買って、調理して食べるだけなら、もっと少ない種類でやりくりできるはずです。
そこで今回は、食材を手軽に・おいしく食べるために最低限必要な調味料を厳選し、オリジナルの「調味料デッキ」を構築しました。この記事が、僕と同じ境遇にいる方々の役に立てばと思います。
想定する読者層
まず、想定していない読者層からお話します。それは、
「料理がうまくなりたい人」
です。自炊を通して料理スキルを上げたい!という人は、ここには何も有益な情報がないので今すぐブラウザバックしてください。
このブログを本当に読んでほしい人は、一人暮らしで自炊の必要に迫られつつも、料理は得意ではない、自炊にあまり時間をかけたくない、けれど最低限おいしいものは食べたいという、「消極的に自炊をする人」です。
デッキ紹介
基本思想
まずはこの調味料デッキをつくる上での基本思想をお話します。それは、
調理法を簡単な「焼き・炒め」に絞って、おいしく食べられる調味料をそろえる
です。そして、「たいていのもの」に含まれるものとしては、大きく分けて肉・魚・野菜・卵の4種類を想定しています。これらをおいしく調理するために必要最低限の調味料を揃えました。
調味料デッキは、最低限そろえたいメインデッキと、好みによってそろえたい・メインデッキの代わりになるオプションの2つに分けて紹介します。メインデッキに選んだ調味料は絞りに絞ったので4種しかありません。オプションは3つのセクションに分けて紹介します。さらに、特に主張が強い部分は赤字で強調しておきます。
メイン
基軸その1: 焼肉のたれ
今回の調味料デッキの主力は、焼肉のたれです。日本全国津々浦々の調味料デッキを見ても焼肉のたれを主軸にしているものはないと思いますので、意外に思われた方が多いと思います。
焼肉のたれは最強の調味料です。なぜなら、これ一本で、失敗することなく、味付けが全て終了するからです。
メインの使い方は、適当な肉と野菜を炒めて、焼肉のたれで味付けをする、というものです。特に頭を使わずに野菜たっぷりの料理が作れるので、とても強いです。
さらに「焼肉のたれ 料理 レシピ」で検索するとかなりの活用法が出てきます。これで肉と野菜は対応できることになります。
基軸その2: 醤油
この調味料デッキのもう一つのメインとして焼肉のたれと双璧をなす食材が醤油です。主に魚と卵の調理用です。
まず、刺身や出来合いの惣菜にかけるのに使えます。買ってきた刺身や海鮮丼で醤油が足りないとき、コンビニで買った惣菜にちょっと味を足したいときなどに気軽に使えます。
次に活躍する場面は、魚を焼くときです。適当な切り身を買ってサッと醤油をかけるだけでおいしくいただけます。
さらに、醤油は卵料理にも幅広く使うことができます。目玉焼きや卵かけご飯には醤油がぴったりです。卵はそのままでも、ゆでても焼いても気軽に食べられますが、どんな場面でも醤油が役に立ちます。
ということで、焼肉のたれと醤油の2つだけで、「食材を焼いて食べる」の味付けは、事足りたことになります。
油はごま油かオリーブオイルで
食材を焼くには油が必要ですが、ごま油かオリーブオイルのどちらかを、好みに合わせて買いましょう。今回のメインデッキ・オプションは和食よりなので、ごま油のほうが多少有利かもしれません。
まずこれらの利点を2つ紹介します。1つ目は、炒め物の際に風味づけができる点。炒め物をはじめ種々の料理に簡単に風味をつけることができます。2つ目は、そのまま食材にかけられるところ。ごま油であれば、角切りにした野菜と魚をごま油で和えるだけで一品が完成します。オリーブオイルであれば、パンにつけて食べるといった活用法があるでしょう。
炒め物の油というとサラダ油を思い浮かべる人が多いと思います。しかし、ここで本質情報をお伝えします。
サラダ油を買う必要は全くありません。なぜなら、上記にあげた理由から、ごま油とオリーブオイルがサラダ油の完全上位互換だからです。
これは一人暮らしで自炊を初めてから気づいた本質です。
風味が強いために、それが邪魔になる料理があるのでは?と思われがちですが、僕が作れる料理のレパートリーにそういったものは見当たらないので問題ないですね。
塩と胡椒は塩コショウでOK
最後に紹介する調味料は塩コショウです。
主に想定する用法は、肉と魚の下味付けです。魚の切り身や一枚肉をフライパンで豪快に焼き上げるのは、比較的手軽でしかも旨いです。そんなときには塩コショウが欠かせません。その他、たいてい料理に何かパンチが足りない……となった時は、塩コショウを振っておけば解決します。
塩とコショウを別々に買わない理由ですが、塩だけが必要な場面はパスタをゆでるくらいしか思いつかないからです。
オプション
汁物がほしいときの液体みそ
みんなだいすきみそ汁を作りたい人向け。本来のみそ汁は、まずだしをとり、食材を煮込み、その後みそを入れる、という手間のかかる料理なのですが、液体みそがあればこれらの面倒な手順をスキップしてみそ汁が作れます。思い思いの具を鍋にぶち込んで君だけのオリジナルみそ汁をつくろう!
また、液体みそはだしとセットになっているので、炒め物に焼肉のたれの代わりに入れてもおいしくなると思います。なんならメインデッキの基軸に焼肉のたれのかわりに液体みそを採用するのもいいかも。
塩コショウの代替品
市販の塩コショウの塩とコショウの配分が気に入らず自分で調整したい人、もしくはパスタをどうしてもゆでたい人は塩とコショウを別々に買いましょう。塩は調味料の中では珍しく、腐らないことが特徴です。
また、入手難易度が高いことからメインデッキには入らなかったのですが、塩コショウの代わりに「クレイジーソルト」を加えてもいいかもしれません。
クレイジーソルトとは、岩塩にスパイスやハーブをブレンドした万能調味料
これが一本あると、サラダや惣菜、種々の料理に雑に振りかけて、料理の味を手軽にグレードアップさせられるので便利です。特に肉の下味つけには最高のパフォーマンスを発揮します。
チューブ系はお好みで
チューブ系の調味料(にんにく・ショウガ・わさび・柚子胡椒など)は、個人の好みに合わせて持っておいてもいいかもしれません。使い切るのが割と簡単なので、余ってしまった……ということは起こりづらいでしょう。
まとめ
今回の「調味料デッキ」の紹介は以上です。先ほども言いましたが、メインデッキは焼肉のたれ、醤油、ごま油orオリーブオイル、塩コショウのたった4種類です。これだけで大体の食材をおいしくいただくことができます。
このブログが一人暮らしの自炊で悩む方々の助けになれば幸いです。
余談
今回は焼肉のたれを基軸にデッキを作成しましたが、ポン酢やマヨネーズ、めんつゆを基軸にしても、多くの食材が少ない調味料で作成できる調味料デッキが構築できそうだと思いました。有志の方もしいれば、デッキの作成をお願いします。目標は4種以下です。
2021/3/4 追記
調味料デッキの新弾出てます。こちらからどうぞ。
3qua9la-notebook.hatenablog.com