二回連続、マウスの記事を書く男
要約
新しくサイドボタン付きのゲーミングマウスを買ったらゲーム以外でもめっちゃ役に立って人生が豊かになった。
旧マウスの紹介
いままで使っていたのはエレコムの静音マウス。使用期間は2年ほど。
このマウス、ぶっちゃけ機能にこれといった不満点はなかった。
以下長所まとめ
- めっちゃ軽い。マウスが重くて手が疲れたなどということは一切ない。
- クリック音が静か。使用者以外にはほぼ聴こえないくらいの音。
- 電池持ちがめちゃめちゃいい。2年程度使って電池を変えたのが覚えてる限りで2回しかない。
それ以外はまあ普通。
しかし世の中には、ボタンがもっと多いマウスがいっぱいある。この静音マウスは3ボタン。ここから新しいボタンが増えれば、サクサク作業ができるかもしれない……
ということで、サイドボタンの誘惑に耐え切れず、新しいマウスを買うことに。
まああと右クリックのときキシキシ言うので静音性のメリットが崩壊したのもある。
新マウスを買った
そんなわけで買ったのがこちら。
Logicool から発売されているゲーミングマウス、「G304」。
こいつを一言で説明するなら、
「全分野80点の優等生だが価格が安すぎるのでコスパ最高峰」。
まずは性能
- センサーは「HERO」とかいうすごそうなやつ。G304 はその中だと型落ちらしいが、それでも十分に高性能。当然普段の使用でストレスを感じることは本当に一切ない。
- ポートにレシーバーを差し込むタイプの無線接続。遅延は 1ms しかないらしい。当然すごい。ちなみにレシーバーは本体に収納して持ち運び可能。ああいう小さい部品失くしがちだからその点はいいね。
- 形はクセのないタマゴ型。よく言えば万人向け。悪く言えば「極上のフィット感」は諦めなきゃいけない。
- デザインはシンプルな黒・白のほか、ブルーやライラックなどかわいい色が選べる。僕が使っているのは「K/DAモデル」という特別デザイン*1。
- ボタンは全部で6つ*2。ゲーミングマウスとしては標準的。同ブランドの G502 ほどにはボタンがない。
- 重さは電池込みで 99g。旧マウスよりは重いが、作業用マウスの人気機種 MX Master 3s が 141g、これまた人気の M650 が 101g なので、そこまで重いわけではない。
- 電源は電池式。電池代は別途かかるが、充電の手間がいらないのはいい。電池はそれなりに持つ。約250時間ということなのでまあ最低でも1か月は持つだろう。とはいえ非ゲーミングマウスにはもっと電池持ちのいいものはいっぱいある。
このように「優秀だけど最上位とはいいがたい」という性能。
しかし、こいつの最大の特徴は4000円で買えること。
非ゲーミングマウスにとって4000円はかなり潤沢な予算に思える。しかし4000円のマウスを買おうとすると「低遅延無線*3」「高性能センサー」「多ボタン」「軽量」のどれかの要素は諦めないといけない。これだけの要素が高水準で揃っているマウスはありそうでない。
ゲーミングマウスに至っては、そもそも4000円でまともなものが買えるかすら怪しい。そもそも予算が5000円しかないとこいつと「有線 G304」ともいうべき G203 くらいしか選択肢がない。だからそもそもゲーミングマウスがこの値段で買えるのがすばらしい。
いずれにしても4000円でこの性能のマウスが買えるのは異常と言っていい。
ちなみにここの URL からポチると私に広告収入が入るということはまったくありません。むしろマウスは握り心地が大切なのでぜひ店頭でおさわりしてから購入してほしい。
ボタン割り当てを変えよう
このマウスは、 G HUB というソフト(無料)を入れることで、ボタンの割り当てを変更することができる。ちなみにこのソフトの「感度」から「パワーモード」を「低」にすると遅延が 8ms になる代わりに電池の持ちがめちゃめちゃよくなる。本筋とは関係ないが役立つ情報なのでここに書いておく。
さて Logicool のゲーミングマウスには、Gシフトという機能がある*4。これは「Gシフト」ボタンを割り当てることで、そのボタンを長押ししている間は割り当てが変わる、というもの。実質ボタン数が2倍になる神機能である。
この「Gシフト」を、僕は DPI*5 切り替えボタンに割り当てている。だって DPI をワンボタンで切り替える必要ないし……
デフォルトのボタン配置は次の通り。
サイドボタンのデフォルトは奥が「コピー」、手前が「ペースト」。今までは「マウスで範囲を選択→キーボードでコピー→マウスで挿入箇所を選択→キーボードでペースト」だった。これがサイドボタンの導入により「マウスで範囲を選択→マウスでコピー→マウスで挿入箇所を選択→マウスでペースト」になった。右手ですべての操作が完結する。これは本当にありがたい。
Gシフト時の割り当てはこうしている。
Gシフト後のサイドボタンは、奥が「切り取り」、手前が「プレーンペースト」。この「プレーンペースト」は僕が独自に使っている名前で、 Ctrl+Shift+V を指している。この操作を「マクロ」タブから登録すれば、1プッシュで Ctrl+Shift+V を実現できる。プレーンペーストは、選択範囲に含まれているリンクとか、選択範囲の書式(太字や斜体など)とかを無視してペーストするときに使う。これはかなり便利。
あとGシフト+右クリックで電池残量を確認できる。それなりに便利。
こんな感じで、サイドボタンと Gシフトが便利すぎて、もう旧マウスには戻れない。
ちなみにコピー・ペーストをサイドボタンに割り当てたので、出荷時に設定されていた進む・戻るは犠牲となった。しかしこれはマウスジェスチャーを設定すればすべて解決する。
詳しいことは前回の記事を読んでもらえるとわかります。
3qua9la-notebook.hatenablog.com
まとめ
- ゲーミングマウスを買うとゲーム以外でも役に立つ
- 迷ってる人は低価格高パフォーマンスの G304 を買おう
おまけ リッチな人向けのおすすめ無線マウス
全部 Logicool の製品だけどまあ許してくれや。ほかのメーカーも気になるって人は「ゲーミングマウス おすすめ」とかでググってみよう。
Logicool G502 LIGHTSPEED
第三のサイドボタンとかチルト*6とかでボタンが11個もある。作業用マウスとしても人気が高い。1.5万円程度。
G703h
右手で握ることを想定した左右非対称のゲーミングマウス。「極上のフィット感」が欲しい方へ。8千円程度。
G PRO Wireless
「低遅延無線」「高性能センサー」「多ボタン」「軽量」のすべてを(おそらく) G304 より高水準で実現した人気マウス。1.3万円程度。
ちなみにこれより軽い G PRO X SUPERLIGHT (1.6万円程度)というハイエンドマウスがあるが、ぶっちゃけ普段使いにはオーバースペック。
Logicool MX Master 3s
ゲーミングマウスではないんだけど、非ゲーミングマウスの最高峰として紹介。ホイールが2つあるので横スクロールに便利。1.5万円程度。