※この記事は、B4UT Advent Calender 2019の12/7分の記事です。リンク先から他の記事もご覧になれます。
GITADORA公式サイトにはこのような記述があります。
HOT曲ってなに? ___ GITADORA NEX+AGEから収録されたホットな曲のことです。
この定義__最新のもの=HOTなもの__通りに "HOT" という単語を受け取るなら、今一番 "HOT" な音楽ゲーム、それは______
です。
「日本HARDCORE界の読売巨人軍」とも名高い[要出典]、超人気アーティストを多数擁するハードコアレーベル「HARDCORE TANO*C」全面協力のもと、円形のタッチパネルで全身を動かして遊ぶこの音楽ゲームは、稼働わずか4ヶ月にして大きく話題を呼んでいます。
今回の記事では、新進気鋭の音楽ゲームWACCAのなかでも、全曲を遊んだ僕が特に勧めたい、WACCAのおもしろさを体感できる譜面たちを紹介していく記事、WACCA名譜面紀行です。
(え?別の「面白い」「メイ譜面」が知りたいって?それはまたの機会に…………)
それでは見ていきましょう……
(今回の記事執筆にあたって、やっきーGrooverさん、およびLime Asagiriさんの動画を引用させていただいております。この場を借りて深くお礼申し上げます。)
1. 回レ!雪月花
みんなだいすき雪月花。数々の音楽ゲームに収録されている有名楽曲ですね。
こちらの譜面ではAメロなどでも随所に遊び心が加えられています。
しかしやはり、何といってもこの譜面の面白さはサビにこそあり。
お ま た せ
い つ も の
ご 近 所 挨 拶 よ り 回 っ た 回 転
円形コンソールを最大限に生かした納得の配置、WACCAは信用可能音楽ゲームであることがわかりますね。
Lvも抑えめの譜面なので、ぜひ遊んでみてはいかがでしょう?
2. 太陽系デスコ
近年大人気の謎のアーティスト・ナユタン星人からこちらの1曲をチョイス。
前半は歌詞合わせやクラップ合わせの素直な音取りになっています(あんまかくことなかった)が、サビ以降が本当にいい譜面。
注目すべきはこちら。
なんとPVに合わせて決めポーズが取れる。
ナユタン星人とともにバッチリポーズを決めよう!
そしてこの譜面のもう一つのタノシーポイント、それは……
曲に合わせて踊れる!!
これも円形コンソールの強みを生かした配置ですね。さらに、下側はスライドノーツになっているので、より手をブンブン動かせることうけあいです。
みんなもナユタン星人になって踊ろう!
3. アカリがやってきたぞっ
「譜面が世界観を再現する」観点からいえば、これ以上に洗練された譜面を私は知りません。音楽「以上」を体感できる音楽ゲームが、ここにはあります。
まず開幕から素晴らしいこちらの配置。
アカリちゃんと一緒に「シャキーン」ができる!!!!
譜面作成スタッフのあまりの不意打ちにぼくは大変感動してしまい初見でGreatを出してしまいました。とぱぞ、やるな……
そしてこの後に続くのが
まさかの線路登場。
同じように黄色に光るホールドノーツとチェインノーツ(触っていれば光る)を駆使して、なんと譜面上に「ガタンゴトン」よろしく線路を完成させてしまったのです。そこ、〇急とかいうな。
譜面のPV再現はとどまるところを知りません。全部を列挙するにはスペースが狭いので、そのほかの部分を抜粋して紹介しましょう。
もう俺たちが紲星アカリでよくない?
と言わんばかりのPV再現の嵐。コンソールの強みを最大限に生かした譜面であるといえます。
またこちらの譜面は、バックにPVを流しながらプレイすることが可能。文字通りアカリがやってきて皆さんと一緒に踊ってくれます。何たる幸せ……
音楽ゲームで身体を動かして遊びたい!!という方にぜひおすすめの、珠玉の作品です。
「ひとつの光が~」の歌詞に合わせて4つのホールドが「ひとつ」にまとまって「パーン」で両手を開くここ、マジで狂おしいほど好き。
4. Akareram
たいていの音楽ゲームには、ノーツが流れてくるレーンがあります。たいていの音楽ゲームではレーンは基本的には固定されています。あるいは、レーンが動くゲームもありますね。
それではみなさん、
レーンを増やしたり
減らしたり
スライドさせて動かしたり
したことはありますか?
HARDCORE TANO*Cの新星・Srav3Rによるこちらの楽曲では、プレイヤーの動きに合わせてレーンが動き、増えて、減るという、フィールド全体を動かす面白さを味わえる、一段上の音楽ゲームを楽しむことができます。
まずはこちら。
169ノーツ目から始まるこちらの地帯、要所で流れてくる左スライドに合わせて、放射状にのびる4つのレーンが回る回る。スライドに合わせてレーンが動く感覚が最高に気持ちいい。
素直な音取りの1サビを挟んで……
380ノーツから始まるこちら。
ここの左右スライドでもレーンに変化が。外側のスライドではレーンが外側に増え、内側へのスライドではレーンが内側へと減っていきます。
そしてブレイク。
そしてこの左右スライドの配置とともに
花のようにレーンが開き
チェインノーツの16分が鳴り響き
そしてなんと、「チェインノーツでなぞった部分に合わせてレーンが作られていく」かつてないギミックが登場して大サビへ!!!
最ッ高………………
音楽ゲーム画面の根幹をなす譜面レーン、そのレーンをここまで随意に操れる譜面が他にあったでしょうか??
ちなみにこのゲームは、コンソールの光の色を変えることができ、デフォルトの設定ではレーンのある部分のコンソールはピンクに、ない部分のコンソールは水色に光ります。
つまり、プレイヤーがレーンを動かせることは、後ろから見るギャラリーにとってはプレイヤーがコンソールの色を自在に操っているように見えることを意味しているのです。
まさに、「音と光が共鳴する」ゲームにふさわしい譜面であるといえます。
ちなみに最後にも演出が。
697コンボから、タップをひとつ押すたびにレーンが少しずつ消えていき、最後の1ノーツでレーンが完全に消失します。プレイヤーが最後のタップを押して曲を終わらせた瞬間すべてが消え、何もない空間だけが残るのです。
何という憎らしい演出…………
メイ譜面ひしめくレベル11ですが、「アカリ」とともに特に演出がきれいなイチオシの譜面です。もう芸術作品と言って差し支えないでしょう。
5. BOOM!BOOM!!BOOM!!!
「タノシーストア高橋」をご存知ですか?
HARDCORE TANO*Cの運営するショップ「TANO*C STORE」の販売員としてHARDCORE TANO*Cを支える傍ら、自らもイベントでDJを行ったり、YouTubeに出演して宣伝を行うなどの多方面の活躍を見せる、HARDCOE TANO*Cの縁の下の力持ち。BEMANIでいう宣伝部のt……いちかちゃんのような役割ですね。
そんなタノシーストア高橋が、なんとWACCAの譜面製作者として登場。(ちなみに高橋はWACCAがめちゃくちゃうまい)
この譜面がすごいのでみんな見てほしい。
P*Lightが手掛けたこちらの楽曲は、TANO*C FESはじめDJイベントの大定番。特に、サビに合わせてみんながタオルを持って振り回すのがこの曲の本質。
では、この「振り回し」がゲーセンでもできちゃったら……?
タノシーストア高橋は、そんな僕たちの願いをかなえてくれました。
Aメロでは歌詞に合わせた音取りがありますが、レベル12となって少し細かい音も入ってきますね。ここらへんの音取りもしっかりしてて高橋すき。
ここの歌詞の「Hands Up」に合わせて手が上がるホールドすき でも実はホールドが短すぎて判定が消えているので、始点さえとればつながっちゃうんですね かなしいね。。。
さて特筆すべきはサビの配置、322ノーツ目からの渾身の配置をご覧あれ。
なんと、腕を振り上げて「ぶんぶん」をさせてもらえる……!!
上側に来るノーツがタップではなくスライドになっていることで、腕を振って捌くことが求められています。つまり、ゲーセンにいながらライブのように盛り上がることが求められているのです。
この曲はWACCA稼働当初から収録されていた人気曲。得てして音楽ゲームの稼働当初にはトンデモ譜面が収録されることが多いですが、そんななかでも純粋な楽しさを誇るこちらの譜面は、まさに「名譜面」であるといえましょう。
タノシーストア高橋さん、ありがとう。
6. Stratoliner
本来ならば5曲でこの記事は終了する予定でした。
しかしながら、投稿日から2週間ほど前になんと「PANIC HOLIC」や「FUTURE is Dead」などで有名なC-Show氏の新規書下ろしが追加され、その譜面がTwitterで高評価を受けていました。
それもそのはず。
Notes Designer: タノシーストア高橋
なんと高橋大先生の新譜面が出ているではありませんか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さて、音楽ゲームにはそれぞれ、「ほかのゲームにはない筐体の特徴的なポイント」があります。
beatmaniaIIDXでは「スクラッチ」、maimaiでは「画面スライド」、CHUNITHMでは「エアー」などがその代表例です。
では、WACCAにおける筐体のポイントとは何でしょうか?私は、以下の2点にあると思います。
・4色に分かれた「スライド・スナップノーツ」
・手だけでなく全身を大きく動かす「動作の大きさ」
そしてこれらの要素をしっかり取り入れた譜面が、その機種ならではの「名譜面」として残っていきます。
以上を踏まえて、譜面動画を見ていただきたい。これはもうくどくどとした説明は不要でしょう。C-Showの本気が見られるカッコよさを煮詰めた仏曲、そしてタノシーストア高橋による楽曲のよさとWACCAの面白さを最大限に引き出した仏譜面を、ぜひ鑑賞していただきたい。
やっぱ一個だけ言わせて。
上部のレーンがチカチカ切り替わるとこ、
最高にかっこよくないですか?
やっぱタノシーストア高橋しか勝たんね。
以上で譜面紹介はおしまいです。
今回紹介したのはどれも、WACCAのなかでも特に「おもしろい」「たのしい」が顕著な譜面ばかりです。
また、今回紹介できなかった譜面のなかにも、皆さんのお気に入りの譜面があるかもしれません。
長い音ゲーの歴史の中で、まだまだ稼働間もない、しかしながら名曲名譜面ひしめく駆け出しのこのゲーム、はじめるなら「今」しかないですよ!!
___まともな譜面しか出さなかったし、次はもっと「笑顔(意味深)」になれる譜面でも紹介しようかな?
なんちって